歌わされてたボーカリストから、自分の歌を歌うボーカリストへ
そして。
今回トレーラー動画を聴いて拍子抜けした方いるんじゃないかと思います。
なんというか…今までの歌唱から比べるとかならスッキリシンプルになったというか。
いわばお風呂上がり的な(笑)
メタルのメの字もわからぬままメタル界隈に飛び込んだ。
メタルって何だろ?
色々なしがらみの中で、自分の中でどうしても固定概念があって。
「激しくないといけない」
それが自分に求められてることだとおもってて、そんな歌ばっかり歌ってたと思う。
パワフルですね、ハイトーンですね、
それももちろん良さなんだと思うんですけど。
そこにどうしてもとらわれてたり、もっと歌として大事なことを見失ってた。
というよりもはや「自分って何なんだろ?」って自分の中で迷走してて固定概念だけでやってた。
そんな私は、今回のHiroさんとのレコーディングで一気に覆されました(笑)
実は以前、バンドでミニアルバムを作るとき安保さんにRECをお願いしたときも、同じようなことを言われて。
「激しくやりすぎだ、男らしすぎだ、もっと自分の声の良さを出さないと駄目だ」と。
そのときも拍子抜けして。
「ここの声だよ」
ピンポイントで波形見せてもらったりして。
だから、前のバンドの初期の作品と、最後のほうのアルバムも歌い方違うと思うんですよ。
でもそうやって色々言われながらRECしてみて作品聞いてみると
「あれ?前より良くない?私の歌」っておもったりして。
でもなんだかんだ、バンドやりながらだと他のしがらみが多くて自分の歌をピンポイントでしっかり向き合うことが出来なくて…
そういう意味でもずっともどかしい思いしてきた。
ソロ活動のために仮歌を自分でとってHiroさんに送ったりしてたんだけど
とにかく”変なクセ”が目立ってて、今自分で聴いてももう恥ずかしいくらいで(笑)
なんだろうね、当時の自分は普通だと思ってたから、「もっとシンプルでいいんだ」って言われたとき「なんか充分シンプルなんだけどなぁ」とか思って
そんで、今回のレコーディーングのためにHiroさんと一緒に仮歌とったんだけど
「ここ!普通でいい!ビブラートもいらない!」
って言われてはじめ「え、マジ!?こんなんでいいの!?」って思って
でもそうやってとってみると、やっぱりHiroさんに言われたとおりのテイクのほうが確実にいいんですよ
曲や歌詞の良さも伝わるし。
まぁかなりスッキリした歌になったけどねww
まぁ特に今回楽曲的にそのほうがしっくりきたってこともあるし。
でもね、こうやってやってみると「ああ、私の本当の良さとか歌に大事なことって、ただ、激しくやるだけじゃなかったわ」ってよくわかった。
それは、メタルだからとかポップだからとか関係ないと思うんですよ、作品としていいか悪いかだけじゃないですか。
もうね、激しいとかハイトーンだとかそれだけを求めるなら、他の人の歌聞いてもらったほうがいい。
もちろん、パワフルにとかハイトーンとかビブラートとか、そういうの捨てたわけじゃない!!
使い道を間違えてただけ…
それをどう表現するかはこれからだと思ってる
いわば今回は「今までの悪い自分のリセット」。
これからソロシンガーとしての本当のIBUKIになっていけると思う、今までの自分とは違う!!
だから、次の作品にも大いに期待しててほしい。
きっと「あぁ、IBUKIってこんなアーティストだったんだね」って思ってももらえるだろうから。
ちなみに次の作品の制作もボチボチ始まってるんだけど
”激しい曲”歌ってもやっぱ前歌ったものとはちょっと違うというか、ドッシリ肝が座ってる感じで歌えるようになってる。
新作も大いに期待してて欲しい!!
そしてダブルA面、2曲目は、パワフルさみたいのが少しでてるんじゃないかと思う。
2曲目も動画公開考え中。
トレーラー動画
https://m.youtube.com/watch?v=j2tuZFPUSXI&feature=youtu.be
CDご予約まだの方お願いします!
詳しくはHPにて。
https://www.vocal-ibuki.com